社会・人生・一般一覧

『スカイ・クロラ』 劇場で森博嗣作品を見る至福

『スカイ・クロラ』

「原作 森博嗣」

この文字を劇場で見られるなんて、思いもよらなかった! ──わけはなく、『すべてがFになる』のころから待っていましたとも !!

さらに、「監督 押井守」と来た日には、それこそ「飼い犬を質に入れてでも」見に行くべき(意味不明だし、お二人とも犬好きだからあり得ない行動)。

自分はなるべく前知識を入れず、もちろんパンフレット(表紙の紙が上質!)も鑑賞後に購入、原作も読まずに見てきました。

うっかりここにやってきた人も、できれば素の気持ちで見に行って欲しいですね。

仲の良い友人や恋人と、あるいは 1 人でも、楽しくも重苦しい 2 時間を過ごせます。──ただ、間違っても「家族総出」とか「クラスメイト 10 人と」とか、「今日こそゲットしようともくろむ同僚の○○さんを連れて」という状況で見る映画ではない──、と思います。

純粋なミステリィ作品ではないですが、ミステリアスな世界観と登場人物たちの素性が、後半で霧を晴らすように明らかになっていくところは、まさに「森作品であり押井作品」と感じました。

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スカイ・クロラ [DVD]
菊地凛子, 加瀬 亮, 谷原章介, 栗山千明, 押井 守
VAP,INC(VAP)(D) 2009-02-25

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [DVD] オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」 スカイ・クロラ コレクターズ・エディション (生産限定) [Blu-ray] 押井守ワークス+スカイ・クロラ The Sky Crawlers (別冊宝島 1546 カルチャー&スポーツ) 押井守監督作品スカイ・クロラ総設定資料

by G-Tools , 2009/01/29

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『七瀬ふたたび』 筒井康隆 – 超能力者たちの行く末は

『七瀬ふたたび』

生まれつきのテレパス(人の心を読む超能力者)、火田七瀬(ひだ ななせ)が主人公の第二作目です。

七瀬ふたたび – Wikipedia

「七瀬三部作」は、主人公が七瀬であることは共通なのに、一作ごとに彼女の性格や作品全体の雰囲気が異なるのが、面白いです。

一作目がどろどろした家族ドラマで、三作目がいきなり宇宙にまで大風呂敷を広げた SF でした。

一作目の七瀬はあまり特徴がない(ように努めていた)お手伝いさんだったのが、本作ではそれがどんな美人コンテストであっても、三位以下になることは滅多にない程度の美人(p.12)であることを自覚し始めます。本格的にその容姿を「武器」として使うのは、三作目からですが。

本作は、超能力者の抹殺をもくろむ謎の暗黒組織と、七瀬たち超能力者が戦う、超能力バトル物──というと語弊がありますが、三作の中でも、とくに超能力そのものに焦点を当てた作品になっています。

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七瀬ふたたび (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社 1978-12

エディプスの恋人 (新潮文庫) 家族八景 (新潮文庫) 旅のラゴス (新潮文庫) 富豪刑事 (新潮文庫) 敵 (新潮文庫)

by G-Tools , 2008/08/03

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『十角館の殺人 新装改訂版』 綾辻行人 – 一行で反転する世界

十角館の殺人

ミステリィ初心者にオススメの一冊です! トリックがじつにミステリィらしく、そして「“たった一行”が世界を変える」ミステリィの醍醐味(だいごみ)が味わえます。

十角館の殺人 – Wikipedia

もちろん、根っからのミステリィファンなら必読ですね。「新本格派ムーブメント」の始まりとされ、しかも 20 年も前の作品なので、読んだ方も多いでしょう。

新本格派ミステリー作家 – Wikipedia

綾辻行人氏のデビュー作である本作は、2007 年の 10 月に新装改訂版が出版されました。一作目ということで、自分が書きたい物をすべて書いた、という勢いが伝わってきます。

綾辻行人 – Wikipedia

昔の海外作品を和訳したような文体と、登場人物のニックネームが大御所ミステリィ作家という遊び心で、古典を読んでいるような楽しさです。

新装改訂版「あの一行」が効果的に配置され、心の底から驚きました。初めて読んだ人は、「──え、なんで !?」と驚くこと請け合いです。

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2008 年 7 月に書いた記事の まとめ

先月のまとめ記事

毎月 1 日は、先月の記事から(個人的に)面白かったものをまとめて紹介しています。

それにしても、あっという間に 8 月ですよ!

8 月といえば、asiamoth こと自分の誕生日があります。生まれてこの方、誕生日に良い思い出がないので、今年もたんたんと過ぎるのを祈るばかりです(今週の『BLEACH』で「死神が何に祈るのか?」のくだりは面白かった)。

それでは、先月の記事からいくつか、気に入っているものを紹介します。

あと、「先月 売れたもの」というコーナは、「asiamoth 的に、まだ、その域に達していないと判断した」ため、やめました。よく考えたら、下品だし。

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『φは壊れたね』 森博嗣 – ミステリィのリアリティとは

『φは壊れたね』

G シリーズの一作目、『φは壊れたね』(ファイ──)は、西之園萌絵(にしのその もえ)と大学院生たちが密室殺人の謎に挑むミステリィ。

Gシリーズ (小説) – Wikipedia

自室で宙吊り状態になって死んでいる芸大生。発見された当時、密室状態になっていた。過剰に装飾された部屋や、死体に付けられた羽、そして、おそらく犯行直後から室内を隠し撮っていたビデオとあわせ、まるで芸術作品のよう。犯人の意図は? そしてビデオテープに書かれていたタイトルの意味とは?

ファン(おもにオレ)待望の新シリーズ! 密室での殺人事件! 犀川と萌絵、国枝も登場 !!

──と、宣伝文句を派手に並べられる、いくらでも盛り上がれる要素があるのに、読後はもやもやする……。このもやもやは何だろう……?

それはなにかと尋ねたら? ベンベン♪(このネタ、何割くらいに伝わるんだろう?)

Vシリーズ」のコンセプト、シンプル・シャープ・スパイシィから、スパイシィを外した状態。──つまり、ボリューム感がないのです。ほかの作品と同じくらいの文字数なのに、短編を読んだような感じ。

旧作のキャラが登場するところも、逆に「シリーズ外の短編を読んだ」ように思えてしまう……。

それではこの作品は失敗作? ということはなく、面白かったので、すぐに自作の『θは遊んでくれたよ (講談社文庫 も 28-35)』も買いました。

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森博嗣先生の「集中しない」小説の書き方をブログに応用

森博嗣さんの仕事術

森博嗣さんが、ご自身のブログ「MORI LOG ACADEMY」で仕事の進め方について書かれています。

title="MORI LOG ACADEMY: 人を信頼していない">

僕は小説の執筆は、たいてい連続してできるのは10分程度で、その仕事場から離れて、すぐにほかのことを始める。(……)人から見たら、本当に落ち着きのない人間に見えるだろう。念のために書いておくけれど、ほかの作業をしている間に、小説のことは一切考えない。これはどんな作業も同じ。そうでなければ、切り換える意味がない。

MORI LOG ACADEMY: 人を信頼していない

同じことが、数日前にも書いてありました。

title="MORI LOG ACADEMY: 集中したくない">

僕は、沢山のことを少しずつ進める。まえにも書いたと思う。20種類のことを毎日20分ずつそれぞれ進めたい。そういう時間配分をしている。(……)1日で終わる仕事量を、2週間くらいかけてのんびり進めるようにしている。その方が僕には合っているし、丁寧な仕事ができるからだ。本当のことをいうと、この方法でなんとかこの社会のペースに合わせて生きてきた。

MORI LOG ACADEMY: 集中したくない

森博嗣ファンやモリログ読者にはおなじみの話題ですが、こうしてまとめて書いてあると紹介しやすくて、助かります。

(余談だけど、モリログの閲覧しにくさ、過去ログの探しにくさは何とかならないのかなぁ……。アーカイブから個別ページへ飛べない、とか。ここを見て「森先生が使っているから Movable Type をがんばってインストールしました!」という読者っているのか、同じ MT 使いとしては心配)

この、森先生の仕事術をブログ書きにも応用できないか、考えてみました。

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「生活・自分の変化」をブログ記事に書くには?

生活の変化を書く

昨日のこの記事、じつは、元の記事をわざと誤読して書きました。

iPhone などのガジェットで生活は変わるのか? : 亜細亜ノ蛾

id:kanose さんの記事では、「生活がどう変化したかを語って(書いて)欲しい」という部分が要点なんですよね。iPhone がどうのこうの、は二の次なんですよ(──それこそが誤読?)。

iPhoneの良さを語るのなら、自分の生活がどう変化したかを語って欲しい – ARTIFACT@ハテナ系

長年ブログを書いていると、ウェブ上の評判や仕様を分析したり、安易に関連記事へのリンクを張って満足したり、あるいは関係ない「自分語り」に終始したり──、となりがち。逆にブログを書き慣れていない人は、「これはすごい」「面白かった」「★★★★☆」とか。

そうではなくて、「それと出会ったことで自分がどう変化したか」を書く。それにはどうしたらいいか、考えてみました。

──考えてみましたが、うまく結論が出ませんでした。おまけに長文。それなりに「拾える」ポイントをいくつか書いたつもりなので、よろしければどうぞ。

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iPhone などのガジェットで生活は変わるのか?

iPhone と生活の変化

ここ最近読んだブログ記事の中で、とくに心に残ったのが id:kanose さんのこの記事です。

iPhoneの良さを語るのなら、自分の生活がどう変化したかを語って欲しい – ARTIFACT@ハテナ系

iPhone関連の情報を大量にチェックしているのにもかかわらず、実際に使った人の感想で面白いと思ったものが意外と少ない、とのこと。

それはなぜかというと──。

title="iPhoneの良さを語るのなら、自分の生活がどう変化したかを語って欲しい - ARTIFACT@ハテナ系">

PCのサイトがどこでも見られるというのが売りだというのは当然わかっているんだけど、そういった機能などによって、具体的に自分の生活がどう便利になったかというのをうまく伝えてくれる記事がないのだ。(……)

どのような生活のシーンでPCのサイトを見ると便利なのかが想像できないから、iPhoneっているの?という疑問が出てきやすいのだろう。

iPhoneの良さを語るのなら、自分の生活がどう変化したかを語って欲しい – ARTIFACT@ハテナ系

そう、自分も、iPhone があると生活がどう変わるか、というのが知りたいところなんですよね。

──まぁ、ウェブ上ではさりげなく「アンチ・Apple」キャラなので、買いませんが。買いません──が、「iPhone を手に入れて、こんなにハッピィになりました!」みたいな記事を読んで、「ちくしょー!(うらやましい)」と叫びたい。あまのじゃくなアンチとしては。

でも、どうも iPhone の「ここが残念」な話ばかりを目にするので、まったく欲しくならないんですよ。買いませんが(しつこい)。

それとも、iPhone でウハウハ(古)人生を送っている人は、ブログなんて書いている暇がない、ということなのか──?

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「四色問題」 四色定理が題材のシンプルな Flash ゲーム

四色問題

「四色問題」は、有名な「四色定理(四色問題)」を題材にした Flash ゲームです。

フラッシュゲーム「四色問題」

プレイヤとコンピュータで 2 色ずつ、合計 4 色を順番に塗っていきます。隣り合った場所には同じ色を塗ることはできません。塗るマスがなくなったときに、多くの面積に色をつけたほうが勝ちです。

シンプルなルールで時間制限もなく、手軽に楽しめるのが良いです。

フラッシュゲーム「四色問題」 (クリックで Flickr へ)

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「ライフハッカー[日本版]」執筆者にココロ社さんも

ライフハッカー[日本版]

まったく予想もしていなかったのですが、昨日(2008/07/14)から突然、Lifehacker の日本版が始まりました。

ライフハッカー[日本版]|仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア ライフハッカー[日本版]|仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア

そもそも、ライフハックとかライフハッカーって、なんでしょう?

title="ライフハッカー[日本版]について : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア">

■ライフハッカー[日本版]って何?

「ライフハッカー[日本版]」は、基本的にライフハック術(参照:ウィキペディア「Lifehack」)に関する情報を、日々読者の皆様へお届けしていくブログメディアです。

一般的に、「仕事術」の類義語と認識されることも多い、この「ライフハック」という言葉。「ライフハッカー[日本版]」では、その新しい言葉と、もう少しラフな関係で付き合っていきたいと思っています。

ライフハッカー[日本版]について : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア

ラフな関係で付き合う、というのが良いですね。「○○を導入すると生産効率が□□パーセント向上し──」と言われても、「はぁ」としか返せないので、もう少しユルいお付き合いがちょうどいいです。

お付き合いと言えば(強引だけど)、「ネットモテ研究所」のココロ社さんが執筆者にいるのがビックリ。おかげで、毎日見逃せないサイトになりました。みなさんも、ぜひご覧ください。

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