社会・人生・一般一覧

『新宿+』 森山大道の目で街を歩く/ 大道風の粒状感を出す方法

森山大道

少女と老人 (by asiamoth) (by asiamoth)

昔から写真が好きな自分だが、写真家の名前はろくに覚えてこなかった。「この写真、なんか、いいな」と思っても、誰が撮ったのかは覚える気がない。

自分が森山大道さんの名前を知ったのは、つい最近だ。写真は見ていたかもしれない。

ウェブ上で彼の写真を何枚か見たが、どうもピンと来なかった。なぜ、彼が評価されているのか、分からない。

森山大道は、過大評価されているのではないか?

モヤモヤとした感情のまま過ごすのは、心に良くない。そこで、彼の写真集を買ってみる。

「携帯サイズ」とか「文庫本」などと紹介されているが、届いた本は──凶器になりそうな分厚さであった。京極夏彦と互角に渡り合える。

──そうか、森山大道の写真は、連作になって初めて生きてくるのだな、と理解した。

写真集で何枚も彼の写真を見つづけていると、「安心感のある、居心地の悪さ」を感じる。見ていて愉快な気持ちになる写真ではないが、不思議に落ち着く。なんだろう、この気持ちは──。

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蜷川実花の写真集『EROTIC TEACHERxxxYUCA』『girls’ holiday!』

蜷川実花

愛心形狀的草莓口味 / Ninagawa Mika strawberry candy (by bubustudio) (by bubustudio)

「日本人の写真家を 3 人挙げよ」と言われて即答できる人は少ない。よっぽどの写真好きでも、日本人に限定されると難しいだろう。

その中でも、蜷川実花の名前が上位に入るはずだ。

蜷川実花 – Wikipedia

──ただ、ニナガワ ミカという読み方を知っていれば、の話だが(自分もアブカワとかマキカワなどと読んでいた)。

名前(の読み方)を知らなくても、彼女が撮った写真を見た人は多いだろう。とくに、女性は蜷川実花の写真が好き人が多いと聞く。

蜷川さんの写真に対して、「Photoshop で彩度を極端に上げている」と推測する人が多い。本当だろうか?

──その人は、写真を見る目がないのだろう。かわいそうな事だ。ゴシュウショウサマ。

昔の自分は Photoshop でイジりまくった写真が好きだった。いまでは、もう飽きが来ている。写真本来の味わいを持った、銀塩写真のほうが好きだ。

今回、蜷川さんの写真集を 3 冊ほど見てみた。どこをどう見ても、銀塩プリントの味しか見えてこない。自分の好きな写真だ。

すこしは色調などを変えているかもしれないが、それは銀塩写真の時代から行なわれてきた事である。それに、単純な写真の補正だけでは、こんな色味は出せない。

──そんなことは、ちょっとでも写真や Photoshop を触っている人間には、すぐに分かるはずだが……。

そういった分析は専門家に任せるとして、写真集を紹介する。

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『εに誓って』 森博嗣 – 生と死の境界にある美しさ

εに誓って

Anaglyph bunny (by gadl) (by gadl)

そもそも人間って、誰だって期限付なのに。

永遠に生きる奴も、永遠につき合う友人も、いないのに。

『εに誓って』 p.188

森博嗣先生のGシリーズ・4 冊目の作品である。

今年中──おそらく数か月以内には、文庫になるはずだ。しかし、いつまでたっても「新刊情報」に登場しない。待てど暮らせど会えない、彼女のようだ。──個人的な話ではなく、この文脈で出てくる彼女とは、あの天才である……。

森博嗣の浮遊工作室

待ちきれないので、講談社ノベルス版で読んだ。──正直、ノベルスと文庫はサイズがあまり変わらないので、どちらでも良い気がする。

さて、ミステリィ作品としての『ε』は、ほとんどワントリックだ。注意深いミステリィ・ファンであれば、途中で真相に気が付くだろう。これほどトリックらしいトリックは、森作品でも珍しい。

しかし、作者がアマノジャクなため、単純な「謎を解いて終わり」という作品には なっていないのだ。犯人よりもトリックよりも、もっと重要な大きな力が後ろに見え隠れする──。

photo

εに誓って (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社 2006-05-10

by G-Tools , 2009/03/14

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『海辺のカフカ』 村上春樹 – 運命に操られる少年と受け入れる青年

『海辺のカフカ』

Johnnie Walker (by gwenael.piaser) (by gwenael.piaser)

15 歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった

なんだかおとぎ話みたいに聞こえるかもしれない。でもそれはおとぎ話じゃない。どんな意味あいにおいても。

『海辺のカフカ』 (上) (新潮文庫) p.13

この時期にネットで村上春樹を取り上げるということは、すなわち彼のスピーチについて語ることになりがちだ。

Google ニュース検索: 「村上春樹 エルサレム」

──が、「政治・経済にウトい」という属性のまま一生を終えそうな(そしてそれを一種のウリにしている)自分は、完全にこの話題をスルーする。

ひとつだけ言えることは、卵は投げるものじゃなくて、食べるものだ。ウズラも栄養価が高いから、ちゃんと食べよう(@nifty:デイリーポータルZ:スーパーのうずら卵から、ひな鳥ピヨピヨ!)。

さて、『海辺のカフカ』である。たいへん面白かった! いくらでも深く読み込めるだけの謎を残しつつも、気軽に読める。ただし、読んでいるときはフワフワした気分に浸れるが、読み終わると「『海辺のカフカ』とは、なんだったのか──」としばらく考え続けることだろう。

『アフターダーク』よりは「いつもの春樹」として安心して読める。すこし残酷な描写も出てくるが──。とくに猫が好きな自分は、「その映像」が頭に浮かんでキツかった。

『アフターダーク』 理解できない「無」の恐怖 : 亜細亜ノ蛾

小説としての構造が、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に似ている。もちろん、中で語られていることはかなり異なるが、おそらく意図的に似せているのだ。そこになんの意図があるのか──それは読んでのお楽しみである。

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海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社 2005-02-28

by G-Tools , 2009/02/23

村上 春樹
新潮社 2005-02-28

by G-Tools , 2009/02/23

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『有頂天家族』 森見登美彦 – タヌキ鍋すら恐れず面白く生きよ

有頂天家族

Sake? Yes, Please. (by Jon Christall) (by Jon Christall)

「狸であったらだめですか」というまったく工夫のない台詞は、その頃の私が口にしたものだ。弁天は「だって私は人間だもの」と答えた。

さらば初恋。

『有頂天家族』 p.021

本書の主人公は狸(たぬき)である。──そう聞いただけで読む気を失う人は、はっきり言って損だ。

タヌキが人間に喰われそうになったり、タヌキ同士で争ったり、天狗(てんぐ)に恋したり──たくましく「うごうご」生きている面々の騒動が描かれている。タヌキ社会の何気ない日常が出てくるのだが、われわれ人間には特異に見える。

タヌキだけあって、主人公の矢三郎は人間によく化ける。そして、人間社会に溶け込む。同じように、天狗が普通にアパートで暮らしていたりする。

こう聞くと、よくある「タヌキの形を借りた人間ドラマ」に見える。しかし、そうではない。そういった一面もあるが、作者の「タヌキも天狗も大好き!」という思いのほうが強く伝わってくる。どちらかというと、「タヌキや天狗が描きたい」が主題で、分かりやすくするために仕方なく「人間ドラマを借りている」感じ。

矢三郎を始め、タヌキは「タヌキ的思考」をしていて、人間の感覚からすると異常に見えたりする。そこが面白いのだ。

まぁ、作者のブログ・「この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ」を見ても、「タヌキ好き」な一面は強調されていないので、自分が読み誤っているのかもしれない。それでも、面白ければ良いのだ。

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有頂天家族
森見 登美彦
幻冬舎 2007-09-25

きつねのはなし 新釈 走れメロス 他四篇 美女と竹林 夜は短し歩けよ乙女 四畳半神話大系 (角川文庫)

by G-Tools , 2009/02/09

有頂天家族 – Wikipedia

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電球形蛍光灯をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた

新春のあいさつ

あけましておめでとうございまs ──という挨拶もそこそこに(途中で)、新春にふさわしい明るい話題をお届けする。

結論

まずは結論: 電球形蛍光灯をいま買うなら「NEC ホタルックボール」で決まり

おすすめの電球形蛍光灯

最近、部屋の明かりが暗いと感じていた。そろそろ照明器具を見直す時期だろう。ちょうど電球形蛍光灯の特集記事を読んだので、大いに参考にした。

コラム: 【特別企画】電球形蛍光灯、どれを選ぶ?

上記の特集は合計で 6 回分あるが、次の結論だけを読めば良い。

コラム: 【特集:電球形蛍光灯】結論。どの製品がオススメ?

これを読めば、「パナソニック パルックボールプレミア Q(クイック)」で決まり、と思える。

しかし──かなり高い! どの店でも「1 個: 1,480 円」「2 個: 2,780 円」もする。電球一個に「Amazon 価格(ギリギリ足りず)」は、ちょっと……。

そこで、「NEC ホタルックボール」を買った。これだと「1 個: 770 円」「2 個: 1,440 円」になる。プレミアクイックの半額だ。

Amazon では取り扱っていない(2009-01-02T01:27:04+09:00 現在)。「ホタルックボール」を楽天市場で検索しよう。

さらに、NEC のサイトでも大々的に宣伝していないが、これは誰にでもお勧めできる商品だ(もっと上手に宣伝すればいいのに)。

ホタルックボール(残光機能搭載電球形蛍光ランプ) 一般ランプ NECライティング

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2008 年の私的まとめ

今年のまとめ

すでに年末年始の気分が抜けている自分だ。おめでたくも何ともない。

なぜかというと、休みは 12/29 ~ 12/31 までで、1/1 から通常のシフト(週休 2 日)だからだ。ここ数年、この繰り返しである。普通の会社員はもっと長く休めるのだろうが、しょせん自分のような派遣社員には数日の有給休暇しか取れない。ばボーナスすらないのだ。よく暴動を起こさないものだ、と自分で自分に感心する。

泣き言はこれくらいにして、毎年恒例となっている今年中に書いた記事のまとめを書く。昨年までは二部構成だったが、今回は一気に書く。

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2008 年 11 月に書いた記事の まとめ

先月のまとめ

今年があと一か月しかないなんて、信じられない。あと半月くらいは疑うべきだろう。2008 年って何があったっけ……?

そうそう、それを言うなら、あと 2 年で 2010 年だ。その頃には「10 年代」などと言うのだろうか。「90 年代」が終わってから今まで「00 年代」だったわけだが、誰もそんな呼び方をしない。このまま中途半端な 10 年間で終わりそうだ。

こうやって何も変わらない日々が続いていくのだろうか。ゲーテの言葉が頭に浮かぶ……。

Goethe:ゲーテの名言「今日をだらだらと無為に過ごす。明日も同じこと。そして次の日はもっとぐずぐずする。」

明日からを有意義に過ごすために、まずは過去を整理しよう。ということで、先月に書いた記事を振り返る。

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「フルプラ スウィング」 逆さまにしても使える霧吹き

前置き

フルプラ社製の「スウィング」という霧吹きを購入した。水が残りわずかの状態でも使えるので便利だ。細かい霧が吹けるので、加湿器の代わりに愛用している。

以上の一行で終わる話だが、例によって例のごとく、購入に至った道筋をダラダラと書く──。

霧吹きが欲しい!

Piro タソの日記に感動して以来、高性能の霧吹きを探していた。

感動する日記が読みたい・書きたいので例を挙げる : 亜細亜ノ蛾

読めば読むほど、欲しくなってくる。なんと蠱惑的(こわくてき)なギミックであろうか!

市販のヘアスプレーの入れ物と違ってキャップに長い足が付いていて、キャップを押したり引いたりすると自転車の空気入れみたいに空気が入っていって圧縮される。で、キャップを外してノズルを押すと、圧縮空気の圧力によって中身がプシュート吹き出す、という物だった。

Latest topics > ハンズで霧吹きを買った – outsider reflex

その霧吹きのタグにはthe SCENTPUMPとか書いてあったそうだ。ググってみると、「もしかして: the SCENT PUMP」と出てきた。これがメーカ名か商品名かは不明である。すこし調べた限りでは、ネットから簡単に購入できそうにない。それに、我が町・四日市市に東急ハンズはないのだ。

そこで、他の霧吹きを探したのだった。

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Braun ポケットシェーバー BS575(携帯シェーバ)に感動した!

Braun ポケットシェーバー BS575

ブラウンの携帯型シェーバ(電動ひげそり機)を購入した。オトコゴコロをくすぐるギミックや肝心の剃り味扱いやすさに感動したので紹介する。

詳しくは Amazon で拡大写真やレビューを確認いただきたい。もちろん、上のリンクから購入して ゆっくり試してみるか、あるいは買うだけでも誰かが幸せになるだろう。

ブラウン社のサイト内からは、商品の詳細情報や ほかの製品との比較・取扱説明書のダウンロードもできる。参考にご覧いただきたい。

ブラウン ポケット シェーバー

ここから先は、上に挙げた 3 つのポイントを詳しく見てみよう。

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